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High-Sensitivity Camera from Casio [機材]

カシオが、カメラとコントローラーを分離できる Outdoor Recorder シリーズに高感度モデル EX-FR110H を追加しました。

搭載センサーは、ソニーの IMX290/291 だと思われます。ソニーは産業用センサーに分類していますが、カシオはそれに囚われずにアクションカムに搭載しました。カシオはハイスピードや超高感度などの尖った性能で、EXILIMの差別化を狙っているようですね。


Ricoh Pixel Shift technology seems to be comparable ability to Foveon Merrill sensor [機材]

Sigma DPx Merrill の魅力は、積層センサならではの高い解像感です。
同じ16M画素でも、積層センサとベイヤー配列カラーフィルタ(BCFA)センサのデータは、本質的に異なっています
Dpreview で公開されている RAW データを使って比較しました。

RawTherapee での現像です。
Stack_vs_Bayer.png
左は積層の DP1 Merrill、右は BCFA の X-A2 で、共に色補完のない設定で現像し、ImageJ で単純に2倍拡大したものです。
この画像を見て BCFA を選ぶ方はいないと思います。

Foveon Merrill センサは三層の積層構造で、垂直方向の色分離をしています。
X3F ファイルを RawDigger で展開し、各層の画像を深部から表層に向けて並べました。
左から深部層、中間層、表層です。
DP1M_RGB.png
各層の画素数は同じで、解像に関しては補間が必要ありません。

この積層構造センサの解像能力に BCFA センサで迫る技術として、Ricoh が PixelShift を開発しました。
そこで、Pixel Shift と BCFA の RAW を、RawDigger を使い色補完のない設定で現像してみました。
まず Pixel Shift です。
K-1_PixelShift_crop.png
次に BFCA です。
K-1_normal_crop.png
こちらも BCFA センサが選ばれることはないと思います。しかし、Pixel Shift には4回の露出が必要です。

最近、Foveon の積層センサは、Merrill から Quatrro に世代交代しました。Quattro の特徴は、感度を向上させるため、深部層と中間層の画素面積が表層の4倍(画素数は 1/4)にされている事です。
Sigma dp2 Quattro の各層の画像をご覧ください。
X3F ファイルを RawDigger で現像し、各層の画像を深部から表層に向けて並べました。
左から深部層、中間層、表層です。
dp2Q_RGB.png
RawDigger は、画素数を表層に合わせるために、深部層と中間層を単純に2倍拡大します。表層は全て色情報を持っているので、それを前提にしたアルゴリズムなら深部層と中間層の画素補完ができるかもしれません。しかし、最良の補完ができたとしても、解像に関しては Quattro が Merrill と同等になるだけです。Merrill と Quattro を RAW で比較する限り、Quattro を積極的に選ぶ理由はありません。

解像の点では、Foveon Merrill センサの1回露光画像に、BCFA センサは Pixel Shift4回露光画像で追いつきました。Foveon は Quattro センサで使い勝手の向上を目指したようですが、その結果、BCFA センサの Pixel Shift に抜かれてしまったようです。

尚、Ricoh (Pentax) の Pixel Shift は RAW が RGB スタックですが、Olympus の Pixel Shift は RAW が ベイヤー配列に変換されているため、今回の比較には加えませんでした。

私には、Merrill 世代までが積層構造のメインストリームで、Quattro の構造は使い勝手を考慮したバリエーションと感じられます。バリエーションは必要ですが、次は進化したメインストリーム構造で、迫ってきた BCFA センサを突き放して欲しいと願っています。

【2017.01.27 RAW データの公開サイト情報を追加しました。】

Effective aperture size [機材]

以前、AI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8Dで等倍撮影した際の被写界深度を実写で比較したことがあります。
開放F値は5.0で、絞るにつれて被写界深度が大きくなりました。

ところが、同じ60mmマクロであるM.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroの等倍撮影時の被写界深度は、メーカー公表値で開放F値2.8から最小F値22までセンサーから18.9~19.1mmで一定です。
したがって、M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroの有効光束は、等倍撮影時にはF22の絞り開口径よりも細いことになります。つまり、このレンズは、等倍撮影時に絞りで被写界深度がコントロールできません。
レンズの理論分解能は開口径が大きいほど良くなり、実際には収差との兼ね合いでF5.6やF8でピークになります。しかし、このレンズは等倍時の実行絞り値がF22以上なので、分解能は期待しない方が良さそうです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macroはインナーフォーカスです。インナーフォーカスはレンズ全長が一定でAFの高速化が可能など使い勝手は向上しますが、補正光学系がないと焦点距離が被写体との距離で変動しますし、タムロンの最近の特許申請でもインナーフォーカスマクロレンズの近接撮影での性能は決して良くありませんので、個人的にはマクロレンズには不向きだと思っています。
AI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8Dのフォーカス機構は、古典的な全体繰り出しと近距離補正の組み合わせです。この仕様の方がインナーフォーカスよりも近接撮影での性能が良いのなら、ぜひ作り続けて欲しいですね。


There is little difference [機材]

iPhone7/Plus からカメラ撮影画像の RAW 出力が可能になりましたので、Motorola Moto Z のオプション Hasselblad True Zoom、そして 1/2.3 型センサーを積んだコンデジ LUMIX DMC-FZ300 と比較しました。
用いた RAW は、DPREVIEW の公開データです。

iPhone7Plus_Wide.png
iPhone7Plus wide

iPhone7Plus_Tele.png
iPhone7Plus tele

HasselbladTrueZoom.png
Hasselblad True Zoom

FZ300.png
FZ300

違いが無いわけではありませんが、私には意味のある違いとは感じられませんでした。
1/2.3 型センサーのコンデジは、スマホに駆逐されて当然ですね。

【おまけ】
DP1Merrill.png
DP1 Merrill です。

Size comparison between X1D and GSX 50S [機材]

Hasselblad X1D と Fujifilm GFX 50S のサイズを比較しました。
センサーサイズをほぼ同じとして、公開画像のサイズを揃えました。

まずは正面から、
vertical.png
横幅はほとんど同じようです。
horizontal.png
高さは EVF を付けた GFX 50S が当然大きいですが、EVF を除くとこちらもほぼ同じように見えます。

次に厚みです。
Side.png
X1D が圧倒的に薄いことが分かります。X1D はレンズシャッターで、ボディにシャッター機構が必要ないためにこの薄さが実現できているのでしょう。【訂正:バッテリー収納位置が原因でした。追記をご覧ください】

X1D の価格は XCD 45mm F3.5 とセットで 124 万円(ボディのみ 99.9 万円)で、GFX 50S は標準レンズとのセットで 100 万円を切る予定とのことです。X1D の方が高価ですが、高速シャッタースピードでのフラッシュシンクロが必要な方にとっては、PhaseOne や Hasselblad H システムとの比較になりますので、コストパフォーマンスは高いでしょうね。
また、Hasselblad は X マウントに H と V の両システムのレンズ用マウントアダプタが用意するようなので、V システムのレンズを持たれている方にとっても、X1D は魅力的でしょう。

「APS-C型よりも大きなセンサーは、総合的にマクロ撮影には利点がない」と、自分自身に言い聞かせています…。
まぁ、資金もないですし…。

【追記:ボディの厚みについて 2016.09.22】
GFX 50S ボディの厚みは、フォーカルプレーンシャッターユニットを持つためではなく、バッテリーをセンサーと背面液晶パネルの間に収納しているためでした。
デジカメ Watch のこの製品画像この製品画像から明らかです。

【追記:GFX 50S のレンズシャッター対応について 2016.09.22】
デジカメ Watch の記事によると、GFX 50S はレンズシャッターにも対応しているようです。以下にリンクした記事の一部を引用します。
”GFXはレンズシャッターにも対応できるようになっているという。同社では現時点でレンズシャッターのレンズやマウントアダプターは計画していないが、規格をオープンにするため他社から出た場合は対応できるとする。”
動作保証のあるサードパーティ製マウントアダプターが、期待できそうです。

Is Quattro sensor really improved from Merrill? [機材]

Sigma Global Vision で sd Quattro の撮影画像が公開されています。
そのどの画像を見ても、手元にある DP3 Merrill ほどの解像感がありません。

そこで、sd Quattro と DP3 Merrill を比較するために、インプレッションにもあるアジサイを DP3 Merrill で撮影しました。
Sigma Global Vision の sd Quattro インプレッションと一緒にご覧ください。
DPMerrill_SPP.png
私が撮影した画像はSPPの初期設定で現像しています。画像の劣化を防ぐために、掲載画像は可逆圧縮のPNG形式です。花びら(正確には違いますが…)に、細胞と思われる小さな構造を見ることができます。しかし、インプレッションの花は、のっぺりとしてディテールがありません。sd Quattro のカメラjpegの画質があまり良くない可能性がありますので、DP3 Merrill のカメラ内jpegからも切り出しました。
DPMerrill_in-camera.png
AWB のため SPP 現像とは色温度が異なります。DP3 Merrill のカメラ内jpegは、SPP 現像に比べて解像感が明らかに悪くなっていますが、それでもディテールは残っています。

Merrill から Quattro にセンサー世代が進み、フレームレートなどの使い勝手に関わる性能は向上したのかもしれません。しかし、画質は向上したとは思えません。特に、解像感は劣化したように感じます。シグマもそれは分かっているようで、sd Quattro に対応した SPP 6.4.0 には、”画像の細部の描写を調整する”ディテールスライダーが追加されました。
シグマ独自の MTF 測定器「A1」が Merrill センサーを使っていることから、シグマも実解像性能で Merrill を超えるセンサーは当分出現しないと判断しているのだと思います。

実は、DP3 Merrill を久しぶりに使ったところ、シャッターボタン周りのコントロールリングが不調になっていました。一方向に回転させても、絞りの数値がジャンプしたり戻ったりするのです。sd のボディに Merrill が載っていたら、ここぞとばかりに機種を更新するのですが…。

Nittoh made lenses for Hasselblad XPan [機材]

Hasselblad の XPan は、ボディとレンズが共に富士フイルム(富士写真光機)製造の TX-1/2 と同じと思われてきました。しかし、少なくとも Hasselblad 銘のレンズは日東光学が製造していたようです。

Dpreview に掲載された X1D に関するインタビューで、Hasselblad の Product Manager Ove Bengtson さんが以下のように述べています。

"The lenses are designed by us and manufactured by Nittoh who have made many great lenses in the past, including the lenses for the X-Pan.”

Fujinon 銘レンズにも日東光学製造がありそうですね。

また、Hレンズを X1D で使うにはレンズファームウェアアップデートが必要で、アップデートができない初期のHレンズは正常に動かないようです。

"Consequently users will need to update the firmware in their lenses to allow them to work properly. Not all lenses have firmware that can be upgraded as early H lenses in 2002 were fixed, but all more recent lenses will be able to be used."

X1D のフラッシュは驚きのニコン互換でしたが、Hasselblad がニコンに協力を要請した様です。

"Nikon agreed to work with us and we are very happy that they offer excellent flash units that will work well with our X1D."

X1D は企画(規格)決定から製品化まで18か月で、それは可動部がないために可能だったようです。
近年の Hasselblad は明らかに迷走していましたが、カメラメーカーとして復活しそうですね。

Correction: Mysterious specification of SIGMA sd Quattro RAW [機材]

Sigma sd Quattro の発売日が7月7日と発表されました。
ホディのみの店頭価格は dp Quattro からレンズ経費を差し引いた程で、多くの方が適切と感じているようです。
ちなみに、sd Quattro の横幅は147mmで、先日発表された Hasselblad X1D の150mmとほぼ同じです。
Combined.jpg

sd Quattro と Quattro H に関しては、2月26日にその仕様を記事にしました
その時点では、Quattro H の RAW-LOW の画素数がすべての層で1/4になっていました。しかし、昨日(6月24日)に仕様を再確認したところ、RAWの記録画素数の仕様が以下のように変更されていました。
 HIGH T:6,192×4,128 / M:3,096×2,064 / B:3,096×2,064
 LOW T:3,088×2,056 / M:3,088×2,056 / B:3,088×2,056

無印 sd Quattro の RAW-LOW と同様に、T層の画素数だけが減っています。これで、Merrill と同様に補間の無い3層データとなります。
シグマの sd プロモーションサイトで写真家が sd Quattro で撮影した画像が公開されていますが、どれも粒子が荒く色も平凡で、Merrill までのセンサーによる撮影画像がもっていた解像感と色を感じません。
多分、RAW-LOW が Quattro の本当の画像だと思いますので、それを早く見たいですね。

Leaf-shutter in a lens [機材]

G1 X はレンズシャッターなので、シャッターショックが皆無でシャッター音も静かです。これでレンズが交換できたらと思っていたところ、Hasselblad が X1D を発表しました。レンズシャッターのため、薄くて軽いボディを実現しています。同時発表された2本のレンズも、開放F値が3.5と4.5で欲張っていないため、シャッター最高速度が1/2000秒と高速です。

X1D のデザインは何となく Mamiya 7 を思い起こさせますが、両者ともにシンプルなデザインなので、似てしまうのは致し方ないでしょうね。

多分レンズはフジノンでしょうが、なぜフジは"自社の”Xマウント用にはレンズシャッター仕様レンズを作らないのでしょう。一定の需要はあると思うのですが…。

【追記 2016/06/23-1】
Hasselblad X1D のマウント名も X マウントでした。フジの X シリーズ機としても登場しそうな雰囲気です。
フジがニコンからカメラボディの供給を受けていたことと、X1D のフラッシュがニコン互換なことは関係があるのかもしれません。

【追記 2016/06/23-2】
XCD レンズは、日東光学が製造しているようです。特開2015-222298 を見ると、日東光学は、少なくとも ARRI の Ultra Wide Zoom UWZ 9.5-18 の製造にも関わっているようです。

Trees lining a street [機材]

G1 Xの無限遠設定が気になり、マニュアルフォーカスで無限遠に設定し、街路樹を撮影してみました。
現像はDPP ver.4.4.30.2のデフォルト設定で行いました。

まずは望遠端(60.4mm)の開放(F5.8)です。元画像を0.5倍に縮小しています。
trees_tele.jpg
最も右に見える幹は撮影地点から20mの距離で、街路樹は左に行くに従って10mずつ離れていきます。
解像感は、40mから60m先あたりが最も高く、それを超えると徐々に甘くなっていく感じです。

広角端(15.1mm)の開放(F2.8)でも撮影しました。望遠端とほぼ同じ範囲を切り出していますが、広角なのでピクセル等倍です。
trees_wide.jpg
解像感が甘いためもありますが、20mより先はパンフォーカスですね。

G1 Xは遠景が得意ではないようです。
逆に、近景は良いと感じています。
gunkan.jpg